はじめの一歩

底辺からチャンピオンへ

いじめられっこの主人公幕之内一歩(まくのうちいっぽ)は、ある日同級生にいじめられているところを通りがかったボクサーに助けてもらう。
このことがきっかけとなりボクシングに興味を持つようになった一歩は、次第にボクシングにのめりこむようになり、ついにはその才能を開花していくというストーリー。

はじめは臆病で人を殴ることもできないような少年が努力を重ね、プロボクサーとして成長していく姿を描いている。

主人公だけでなく他の登場人物たちも丁寧に描写されており、登場人物それぞれの背景が見えることでなぜそのようなキャラクターになったのかが想像できるのもこの漫画の魅力だ。

週間少年マガジンを代表する漫画の一つで、20年以上連載している息の長い漫画。
主人公である一歩も連載が続くにつれて、いじめられっこからボクサー、そしてチャンピオンへと成長していく。
ボクシングを題材にした漫画ということで試合の描写も登場するが、試合以外の場面も多く登場する。

ボクサーという一人の人間の人生をそのまま描いたような漫画だ。

ボクシングとの出会い

長く連載している漫画だけあって感動するシーンは多いが、私が紹介したいのは序盤の序盤、一歩がボクサーである鷹村に助けてもらった場面。

それまで一歩はいじめられてばかりで、強いということがどんなことか分からなかった。

そんな一歩が自分を助けてくれた鷹村に対して感じたのは初めて身近で感じる強さだったのだろう。
思わず鷹村に強いとはどんなものかと質問してしまう。

そこで一歩はマイク・タイソンのエピソードを知ることになる。
マイク・タイソンも子供の頃はいじめられていたが、そんな自分を変えるために努力して、ボクシングのチャンピオンにまで上り詰めたのだ。

そのことを知った一歩は自分を変えようと決意する。

この時の気持ちが後々の一歩のチャンピオンへの道へと繋がっているのだと考えると、とても感慨深い。

努力の大切さ

この漫画には努力するシーンが多数登場する。

主人公はもちろん、他のキャラクターたちもそれぞれ努力しているし、多くのキャラクターがまた努力の大切さを語る。
例えば主人公をボクシングの道へと導いたきっかけである鷹村は、普段はいい加減で決して真面目な人物というイメージはない。

しかし、そんな鷹村もボクシングにだけは真剣だ。

人間どんなことでも最初は上手くいかないものだ。
でも、そこで諦めたら成功することはない。

そこで諦めずに、自分を変える努力をすることで初めて成功する可能性がうまれるのだと思う。
辛い毎日を送っている人にこそ読んでもらいたい漫画だ。

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