北斗の拳

北斗の拳

悲しみを背負う男達

核戦争によって文明が崩壊し、力を持つ物が全てを支配するようになった近未来の世界を舞台に、北斗神拳の伝承者である主人公ケンシロウが旅をする。
強い者が正義となってしまった世界なので、ケンシロウが訪れる先では暴力による理不尽がまかり通っている。
そんな暴漢たちをケンシロウの北斗神拳が成敗する。
その旅の中でケンシロウは、自身の兄弟や南斗聖拳の伝承者たちと激しい戦いを繰り広げることになる。

世の中の悪人をばったばったと倒してくれるような主人公の漫画を描きたかったという作者の発言通り、主人公のケンシロウはとにかく強く、容赦しない。

老人に暴行を働いている男達をあっさり殺していく様子は、今の少年誌では考えられない。
そもそも主人公が30歳前後の男性という時点で少年漫画とは思えない設定だ。

ただ、ケンシロウの格好良さは年齢問わず理解できると思う。

男の生き様

この漫画、非常に男臭い漫画になっている。

お勧めのシーンはたくさんあるのだが、あえて私がお勧めするのは主人公ケンシロウと親友シンとのやり取り。
なんとシンは、ケンシロウの婚約者であるユリアをさらってしまうのだ。
そのことでケンシロウとシンは戦うことになる。

最終的にシンは死ぬことになるのだが、同じ女を愛した男だからとケンシロウはシンの墓を作る。
こういう場面にこの漫画の良いところがあると思う。

負けた者のことを考えられる主人公や、負けたけれども主人公と同じように一人の女性を愛したシン。

こういうのを器の大きな男というのだろう。

自分の意思を貫く男達

非常に有名な漫画なので名シーンはたくさんあるのだが、この漫画が多くの人に愛されている理由はひとえに自分の意思を貫くキャラが多数登場するからではないかと思う。

死の病に冒されてなおケンシロウのために行動するトキや、そのトキを決して病人だからと侮らないラオウなど、出てくるキャラが格好良いキャラが多い。

これはそれぞれのキャラが自分の意思に従って行動しているからだと思う。

ぶれないということはそれが良いことであれ悪いことであれ、一定の評価を得る。

なぜなら、他人の考えやしがらみなどによって、自分の意思を貫くというのは思った以上に難しいことだからだ。
しかしだからこそ、自分の意思を最後まで、それこそ死ぬまで貫く姿というのは感動を誘うのだと思う。
男らしいキャラクター探している人にぜひお勧めしたい漫画だ。

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